ショッキングな報道
暑中お見舞い申し上げます。
厳しい暑さの夏がやってきましたね。外の暑さと冷房のきいた室内の温度差で、体調を崩したりしていませんか? 仕事柄、ほとんど室内でお過ごしになるという方も、水分補給はこまめにしてください。
でもスポーツ飲料をチビチビ飲むのは、虫歯の原因です!!
夏休み中の子供たちにも、外遊びには紫外線対策と熱中症対策をお忘れなく。(さらには虫除け対策も) 皆さんそれぞれ予定がいっぱいかもしれませんね。
どうぞ楽しい夏をお過ごし下さい!
ショッキングな報道
大変憂慮すべき報道がありましたので、皆様にご紹介します。
状況を簡単にご説明しますと・・・
患者様の血液がついた器具をアルコール消毒して、その同じ器具を他の患者様にも使っていた・・・ということです。
ご存知のとおりアルコール消毒では、エイズウイルス(HIV)や肝炎などのウイルスは完全に除去できず、感染の可能性はゼロではありません。
“高度に感染の危険のあるもの”として扱われるべきで、ディスポにするのが妥当です。
以下にその記事を掲載します。
2008年7月5日 朝日新聞 より
歯周炎治療の容器使いまわし 広島で推計8500人に
広島市中区の中電病院が4日、歯科で歯周炎の治療に使う軟膏(なんこう)を歯と歯茎の間に注入する容器を、1本につき平均4〜5人の患者に使い回ししていたと発表した。00年1月から8年以上続いており、対象者は約8500人と推計される。これまで感染例は確認されていないという。
使い回されていたのはサンスターの「ペリオクリン歯科用軟膏」と、昭和薬品化工の「ペリオフィール歯科用軟膏」の2種。注射器型の容器に、炎症を抑える抗生物質がそれぞれ0・5グラムずつ入っており、細いプラスチック製の先端部分を歯と歯茎の間に差し込んで注入する。同病院は、細いプラスチック製の先端部分をアルコール消毒して、使い回ししていたという。
歯茎から出血しやすい歯周炎治療での薬品の不適切な使い回しについて、厚生労働省医政局歯科保健課は 「一般的にアルコール消毒ではエイズウイルス(HIV)や肝炎などのウイルスは完全に除去できず、感染の可能性はゼロではない」 としている。