美しさ・豊かさ・そして健康 

タワーサイド歯科室・斉藤歯科医院のスタッフから、読者の皆様へのメッセージです。
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チョコレート

 2月といえば国民的行事の1つであるバレンタインデーの季節です。

普段あまり見かけない珍しいチョコレートも店頭にいろいろと並んでいます。売り場の近くを通るだけで甘い香りが鼻をくすぐりますね。

もらった人も、ご自身で召し上がる人も、買いすぎ・食べ過ぎにはご注意を。何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言いますから。チョコの甘さが歯にしみたら虫歯早期発見の合図です。

しみない振りをしていると、大変なことになりかねません!!

チョコレートといえば、高甘味・高脂肪・高カロリーの3高食品であるために、昔から「虫歯になりやすい」「太る」「鼻血が出る」などと言われ続けています。でも、最近ではチョコレートの健康効果が注目されています。

 

注目のカカオ・ポリフェノール

チョコレートの主原料であるカカオ豆には、カカオ・ポリフェノールが含まれています。赤ワインなどにも含まれているポリフェノールには、ガンや動脈硬化など様々な病気の原因になる活性酸素の働きを抑える効果(抗酸化作用)があると言われています。

チョコレートの健康効果

  ・ポリフェノールによる抗酸化作用で

1.動脈硬化を防ぐ

2.コレステロール値を下げる

3.ガンの発生を抑制

4.アレルギーにも効果的

・チョコレートの香りが

5.集中力・注意力・記憶力を高める

・チョコレートに含まれるテオブロミンという成分により

6.神経を鎮静させ気持ちを穏やかにさせる

7.ストレスに打ち勝つ

  ・栄養バランスのとれた食品で

8.カルシウム・マグネシウム・鉄分・亜鉛などのミネラル類と食物繊維が豊富

虫歯の原因菌を抑制

  ウーロン茶や緑茶には、虫歯予防効果のある成分が含まれていることがよく知られていますが、チョコレートの原料であるカカオ成分には、これら以上に虫歯菌を抑える効果があります。抗菌作用と、歯垢をできにくくする働きがあるのです。特にカカオ豆の殻(カカオハスク)に多く含まれているそうです。ただ、お砂糖は虫歯の原因ですよ。お間違いなく。

虫歯にならないチョコレートの食べ方

虫歯にならないためには食べ方が重要。チョコレートがいつまでも口の中に残らないようにすること、時間をかけたダラダラ食いはいけません。溶かされた歯を唾液で修復するには時間がかかるので、歯にも休む時間を与えましょう。また、お茶と一緒に食べたり、チョコを食べた後にデンタルガムを噛んで唾液をたくさん出して口内環境を整えるのも効果的。また、チョコの種類によっては歯に張り付きやすいものもあるので、しっかり汚れを落とすようにしましょう。カカオに虫歯を防ぐ働きがあると言っても、虫歯や歯周病予防のためには、日頃のケアが大切ですね。

院内報【伝人】2009 | permalink | - | - | pookmark |