美しさ・豊かさ・そして健康 

タワーサイド歯科室・斉藤歯科医院のスタッフから、読者の皆様へのメッセージです。
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冷たいものが歯にしみる

 

本格的な夏の到来! のはずが、8月前半は梅雨のような日が続くようです。その後は台風や、ゲリラ豪雨に充分注意いたしましょう。

当歯科室も1Fにあるため、一応“浸水”を警戒しております(汗)

さて、お盆のお休みを下記の通りいただきますゆえ、お知らせいたします。

17()は、痛みの処置等はできませんで、受付業務、メンテナンス業務のみとなります。19()より通常通りの診察となります。

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒宜しくお願いいたします。

冷たいものが歯にしみる

アイスクリーム・かき氷・キンキンに冷えたビール…暑いこの時期、冷たいものを急にたくさん口にすると、頭がキーンと痛くなることがありませんか?

これは「アイスクリーム頭痛」。俗称ではなく正式な医学用語なんですよ。

アイスクリーム頭痛になるのもさることながら、この冷たい食べ物達はあなたの歯にしみていませんか? 虫歯がないのに、冷たいもので歯がしみたり、歯を磨いている時にしみたりすること。これを「知覚過敏」といいます。

 

知覚過敏とは?

虫歯ではないのに、冷たい飲み物や食べ物を口にしたり、歯磨きの時や口をゆすぐ時に「しみる」こと。正しくは象牙質知覚過敏症といいます。

歯ぐきが下がって歯の根が露出したり、歯の付け根にすり減りがあると、歯ブラシや冷たいものなどのちょっとした刺激で「しみる」症状が出ることがあります。歯にはエナメル質の内側に、やわらかい象牙質があり、その中に象牙細管という歯の神経へ通じている“管”があります。冷たい刺激や、接触刺激は象牙細管を通って直接歯の神経に伝わります。その痛みは、少ししみる程度のものから電気が走るような刺激まで様々。放っておくと悪化して、痛みが持続する歯髄炎になることもあります。

なぜ知覚過敏になるの?

知覚過敏は、歯周病や加齢による歯肉の退縮や、強いブラッシング圧による歯磨き歯ぎしり・歯の食いしばりなどによる歯と歯肉へのダメージから起こります。歯磨きの時に、粗い研磨剤入りの歯磨き粉を使って、強い力でゴシゴシ磨いていると、歯の表面(エナメル質)が削れて象牙質がむきだしになります。すると刺激が伝わりやすくなるため、しみる症状が出ます。

また、歯肉がさがって歯根部分の象牙質が刺激を受けて、症状が出る場合もあります。歯ぎしりや歯を食いしばるクセがある場合も、その力によって歯と歯肉に負担をかけ、歯の表面に亀裂ができたり、歯肉が下がって象牙質を露出させてしまい、しみる症状がでるのです。

知覚過敏を防ぐには?

症状が出ている間は、しばらく冷たいものを避けて、ぬるま湯で口をゆすぐようにし、知覚過敏予防用の歯磨き粉を使ってみましょう。

知覚過敏を予防するには、歯や歯肉を傷つけるような生活をしないことがポイント。適切な力で丁寧なブラッシングをして、象牙質の露出を防ぐことが大切です。歯がしみるからといって歯磨きをおろそかにすると知覚過敏が悪化することになります。放っておいて重症になると最後には歯の神経を抜くことになる場合もありますよ。

しみる症状がひどい時や長く続く時は、早めに歯科へおいでくさい。

院内報【伝人】2009 | permalink | - | - | pookmark |