大切な歯と永く付き合うために、今月は日頃のセルフケアを見直してみましょう。
★きちんと磨けていますか?
歯周病・虫歯予防の基本と言えば・・・歯磨きですね。
歯磨きは
毎食後3分以内に行うのがお勧め。ただ、きちんと磨いているつもりでも意外に磨けていないのが、
奥歯のかみ合わせ、
歯と歯ぐきの境目、
歯と歯の間です。これらの部位は特に
手鏡でよく見ながら磨きましょう。
睡眠中は唾液の分泌がとまりお口の中の菌が活発化するので、
夕食後の歯磨きは特に念入りにしてください。
また朝起きてすぐのお口の細菌数は猛烈に多いのをご存じですか?ですから朝起きてすぐの歯磨きを追加するのもいいですね。少なくとも朝起きてすぐ
うがいはしましょう。
さらに、虫歯予防にお勧めなのが
キシリトールガム。
これについては2011年6月の院内報をご参照ください。
★液体ハミガキや
洗口液は時々お好みで
歯磨きの爽快感をさらに高めるため、液体ハミガキや洗口液を時々使用するのもいいでしょう。
液体ハミガキ
歯磨ペーストの代わりに使うもので、液体なのでお口の中の隅々までいきわたる特徴があります。
歯磨きの前に使ってから歯を磨きます。洗口液ではないので歯磨き後はお水で口をすすいでください。
洗口液
歯磨きとは関係なく、お口の中をすっきりとさせるものです。歯磨きの仕上げとして使用したり、お口の中がすっきりしない時に使いましょう。使用後、お水で口をすすぐ必要はありません。
★歯間掃除用具を使おう!
歯と歯の間に隙間がある人は、デンタルフロスや歯間ブラシを使いましょう。歯ブラシでは取れない歯垢を除去することができます。人によって合う道具や大きさが違いますので、必ず歯科医院でご相談ください。
★歯科医院の
メンテナンスを受けましょう
セルフケアだけでは除去することができない歯石や、歯周ポケットにたまった歯垢は、プロの手で落としてもらいましょう。磨き残したばい菌は4ヶ月程度で毒性が強くなり、歯周病を進行させて歯を支える骨を溶かしたり虫歯の原因になります。そのため、必ず定期的に歯科医院でプロの手できれいにしてもらいましょう。差し歯や詰め物も長持ちし、歯周病の進行や虫歯も抑えることができます。