凧あげ
27日(日)にサイクリングしてきました。
通りがかりの公園で、とても長〜い凧を見ました
どこまで続いているのか、まぶしくてよく見えないほどです。
すがすがしいサイクリング日和の日曜日でした。
今月はスカイツリーが開業になりますね。早速行かれる予定の方、行かれたら是非展望室からの“絶景”を教えてくださいね。
さて今月の院内報 【伝人】 は
『喫煙と歯周病の関係』
をご説明します。
★歯周病とは
歯周病は、歯周組織が歯周病菌に感染しておこります。歯肉(歯茎)が腫れたり、出血したりし、最終的には歯を支える骨が溶けて歯が抜けてしまう、日常生活に直結する大変厄介な病気が歯周病。日本人が歯を失う最大の原因です。
喫煙習慣のある人では、歯ぐきの免疫力や修復機能が低下してしまうため、タバコを吸わない人に比べて約3倍も歯周病になりやすいという報告があるのです。
★喫煙が歯周組織に与える影響
1、 歯周病菌と戦う白血球の機能が低下する
2、 タバコのニコチンにより、歯肉に酸素や栄養を供給するのに大切な血管が収縮してしまう。
3、 歯肉を修復するために必要な細胞の働きが抑制される。
4、 歯と歯肉の間の酸素が不足し、歯周病菌が繁殖しやすい環境を作ってしまう。
★喫煙者の歯周病の特徴
歯周病は、進行に痛みを伴わないため、「沈黙の病silent disease」と呼ばれるほど気づきにくい病気です。痛みを感じたり、歯がグラグラしたりして異常に気が付いたときには、もう取り返しのつかないところまで歯周病が進行しています。
ただ気づきにくい病気とはいうものの、「歯ぐきの腫れ」や「ブラッシングの際の出血」などは、注意をすれば気づくことが出来る歯周病の症状です。
しかし喫煙をしていると、ニコチンの強力な血管収縮作用によって出血が抑えられてしまいます。その結果、歯周病の症状である腫れや出血が隠され、気づかないうちに重症化してしまうことが多くなってしまうのです。
★禁煙しましょう
既に喫煙習慣のある人も、禁煙をすれば歯周組織は本来備わっていた機能を回復することができます。軽い歯周病の場合は、歯科医院での歯周治療によって1年後には本来の健康な状態に回復することができるでしょう。しかし、重い歯周病の場合は喫煙習慣があると治りにくく、歯の寿命を短くします。
喫煙は、歯周病の他にもガン、糖尿病、脳梗塞など、たくさんの病気と結びついています。そして、かわいい子供たちなど周りの人々にも受動喫煙の害を及ぼします。さらに喫煙しなくても、歯周病が細菌性心内膜炎、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞などの病気と大きく関わっていることが分かっています。
(拙書『咬み合わせが気になったら読む本』の16ページ〜をご参照ください。)
健康な生活を送るために、是非禁煙をお勧めします。