QOL(クオリティ・オブ・ライフ)とは?
★QOL(クオリティ・オブ・ライフ)とは?
QOLという言葉を耳にしたことはありませんか? QOLは“Quality of Life”の略で「生きていくうえでの生きがいや満足・人生の質」という意味があります。歯科医院では、患者さんの身体的精神的な苦痛を取り除くための治療にとどまらず、患者さんにより「美しく、豊かに、健康に」お過ごしいただくため、出来る限りQOLの向上をめざした治療を行いたいと考えています。
★保険治療とは?
治療のほとんどは保険でカバーでき、治療費用の1割または3割を負担することで治療を受けることができます。保険治療は、国によってあらかじめ金額が決められているので、同じ診断で同じ治療内容であれば、どこの歯科に行っても同じ金額で同様の診療を受けられます。しかし、保険治療は「病気」でなければ受けられません。また「噛めること」を目的としているので、被せる金属や材料に制限があり、治療方法なども決まっています。言い換えると、審美を目的としていないので、より良い材料、より良い診療、よりいっそうの美しさを求める場合は、保険治療の範疇を超えてしまいます。
★自費治療とは?
自費治療では、治療方法や治療に使う材料等が制限されることはありません。最新の治療法で、高性能の材料を使い、審美的にも魅力的な治療を受けていただくことができます。保険治療の「噛めることを目的とした細かいルール」に縛られることなく、ベストな治療を選んでいただくことができます。QOLの向上には時として不可欠な治療となります。
★保険治療、自費治療、どっちがいいの?
保険治療の詰め物や被せ物の平均寿命は5、5年というデータがあります。噛む力で歯と金属の間のすき間が広がったり閉じたりして、次第に金属を固定しているセメントが溶け出します。そこに酸とむし歯菌がしみ込んで、詰め物や被せ物の下に新たなむし歯を作るのが、寿命の短いことの大きな原因。詰め替えや被せ替えを繰り返すと、やがて神経を取ることになり、最終的には歯を失ってしまいます。
自費治療は一回のご負担額は増えますが、耐久性や治療頻度などを総合的に勘案すれば、保険診療よりコストパフォーマンス(費用対効果)が優れる場合もあります。さらに、自費治療で得られる白い歯やきれいな歯並びは大きなチャームポイント。他人に気づかれにくい自然な歯であれば、笑顔に自信をもてますね。
治療方法は一つずつ、個別にご相談しながら決めてくのがベスト。QOL向上のためにどんな治療方法があるのか、ぜひお気軽にご相談ください。